私は 昔むか~しその昔、今の私の人生の価値観を決めた時期を体験しました。
中学二年生、学級委員。(勉強は苦手でしたが、元気があったので推薦され初の役職へ!)
ちょうどその頃は不良全盛期。授業中でもゲームウォッチ、机に脚を上げたまま教科書も開かない、給食は数名の不良が全部食べてしまい、女子生徒は1つのコッペパンを5人で分けるだけ、、、 かなりひどい状態でした。
先生たちは授業中に怒り心頭し、途中で職員室に帰り自習となる。
その後、学級委員2人が職員室に呼ばれ、先生たちから叱られる日々・・
学級会(学級委員と班長の会)の皆で話し合い、多数決で悪い行動をやめさせる決を提案しても却下。
先生に相談しても生徒に投げるだけで 不良に肩入れ状態。 本当にがっかりしました。
その後、私たち学級委員は辞任し、次に立候補したのは不良のトップたち。
その1年間は ほとんど授業を受けることができず、自習の毎日でした。
クラスでの責任は逃れましたが、不満の毎日。はっきりいってそのころの記憶はほとんど無し。
誰とも口を利くこともなく、一人でただ毎日自習の日々。
その時に私を救ったのは「日記を書く事」でした。
誰とも話さず、それでも学校を休むことは自分の権利を失うような気がして
休みたくなかった。
毎日、その日に思ったこと、感じたこと、イライラしたことをノートに吐き出していましたが、ある時 それを見返していて 気づいたのです。
「毎日 ず~~~~~~~っと 同じことばかり書いてる」
「グルグル グルグル・・・・・・・・・・・・・・・・・」
結局 1年間 最初から最後まで ずっと同じことを書き続けていることに気づいたのです。
1年間も、、、まったく少しも前に進む考えが浮かばなかった、、
無駄な時間を過ごしたことに気づきました。
そりゃそうです。一人でふさぎ込んで、自分ひとりの頭だけで考えているのだから。
この経験で 私は「物事の考え方」を 前に進めるための時間に充てるべきと感じました。
そして、グルグルしてしまうのは ずっと「感情」だけで文章を書いていたからだと気づきました。
ここで「感情」と「考え」を分けることが 次の自分のステップにつながると思い、日記のつけ方を変えました。「感情」と「考え」そして「今後どうなりたいか」を分けて書くように 枠を作って書くことにしました。
この考え方で物事を見る癖がついてくると イライラしたり、落ち込むことが ほとんどなくなったのです!
多少のイライラはありますよ。 食べようと思っていたプリンを弟に食べられた時はブチ切れましたし(笑)
でも大きく感情が揺さぶられ、普段の生活ができなくなる、落ち込んでふさぎ込むようなことが全くなくなりました。
これをきっかけに 私はいつも物事を決めるとき 判断に悩んだときは「感情」と「考え」「どうなりたいか」を基準に物事を決めるようになりました。
選択するときには「メリット」「デメリット」を列挙することもあります。
こうやって 1つづつわけて考えることができると 感情に左右されない結論を出せるので失敗が少ない。
特に転職するときには 大いに役立った経験もあります。
そして 数十年経ち、産業カウンセラーの勉強で認知行動療法を学んだときに、
あれ? あれ?? あれれ???
私が子供の頃からやってきた日記 理論的には同じじゃないか?と思いました。
そんなわけで 私はカウンセリングにも認知行動療法を自然に使うことになりました。
なぜなら自分が長年実体験してきて 効果あり! と胸を張って言える方法だからです。
認知行動療法は うさん臭くない 論理的 且つ 冷静で 前向きな考え方 です。
この方法は 特にバリバリ働く人には 受け止めやすい方法だと思いますよ。
もう すでにあなたも やっているかもしれませんね!
私は偶然 自分の手法を見つけることができました。
それもすべて 日記をつけていたから。
日記は書いた時の「発散」 と あとから 読み返すときの 「気づき」
両方を手に入れることができる お金もかからないアイテムです。
頭の中で考えるだけでなく できれば 手で書いて 残してみませんか?
きっと これからのあなたを 輝かせる 気づきを得ることができると思います。
おすすめです♪